Brahms op38 チェロソナタ1番
今再び、Brahms op38 チェロソナタ1番を勉強しています。
このチェロソナタは、主人の親友が神父になる為に身辺整理をした時に沢山の本と一緒に頂いたカセットテープに入っていて聞いた時から胸キュンになった曲の一つです。
一度弾いているので、ゆっくりと楽譜を読む作業をしています。
2度目だと発見も沢山あります。
まず、曲の背景の話です。
このチェロソナタ1番の前にもブラームスは2つのチェロソナタを作曲しました。
残念ながら、ブラームスは気に入らず破棄してしまいました。
ブラームスは、このチェロソナタを作曲するにあたって、ベートーベンのチェロソナタの3番から5番までを徹底的に研究したそうです。
だから、弾いているとベートーベンというよりバッハに似ているなぁと思うのです。
掛け合いや曲の展開、発展の仕方が...
今日は3楽章の4ページと睨めっこしました。
フーガになっていて、テーマとテーマに対する対旋律が2つ出てきます。
テーマのモチーフが反進行になって新しいモチーフになったり、対旋律のモチーフが繋ぎのフレーズに組み込まれていたり...
それぞれが自然にでもとても美しく構成されているのです。
ブラームスはこのチェロソナタを作曲していた頃、Schubertのピアノ曲の編纂と出版に力を入れていました。
今勉強中のD946というピアノの為の3つの小品は1865年に出版されました。
チェロソナタ1番は1866年に出版されたので、同時進行で仕事をしていたのだろうなと推測されます。
まだまだ色々出てくると思いますが、今日はこの辺で。
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