拍とアクセント 続き
ある楽曲が拍節的強弱と同じ形でアクセントを持つ場合もあり、拍の基本形とは無関係と思われるようなアクセントのズレや移動も少なくない。
それがとくに、旋律において非常に多く見られる。
だからといって拍子や拍節の基本構造を無視するものであってはならない。
それがあるからこそ、旋律そのものが生きているといえるのである。(旋律法入門 : 熊田為宏より)
シンコペーションを例にとってみるとよくわかる。
写真の
1 を2 のように四分音符だけにアクセントをつけると、第1拍目を無視したものになる。
3のように♪八分音符はアウフタクトとして聴こえてしまう。
第1拍を重視するならば 4 のようになり、楽譜通りの正しいリズムになる。
2のように第1拍にアクセントが記されていなくとも、基本的な注意が必要になる。
(旋律法入門 熊田為宏著 より)
楽譜に書かれていなくてもアクセントを付けないと聴き手に伝わらない事が多いのです。
スラー、小節をまたぐ時、音価、音程...色々な場面があります。
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