〇〇版でかくも違うのか...


ピアノをなさっている方なら、ショパンのエキエル版とそうでない版とでは同じ曲なのに全く違う曲だと言いたくなるほど違うという話を聞いたことがあると思います。

まさかのシューベルトのvnソナタで同じトラブルに遭遇しています。

今室内楽講座の為に練習をしています。
今回は、他にもやらないといけない曲がいくつもあり、私と相性が良さそうなシューベルトを選びました。
op137-3の vnソナタです。
曲自体結構好きで、知っている曲のはずでした。

いつも、ピアノパート以外にvnパートを弾いたりしてどんな曲か確認した後で、音源を聴いてどんな流れの曲かを確認します。
自分のソロ曲だと、どういう旋律がどの様に展開していくかを捉えればいいのですが、室内楽は相手との掛け合いもあるので、もっと高い次元から捉える必要があり、あれこれ工夫します。

今回曲の音源を聴きながら楽譜を見ていたら、あれ?が出てきたのです。
(私はペータース版とヘンレ版の二つの楽譜を持っていて、ピアノはヘンレ版かウィーン原典版を使う事が多いので、迷わずヘンレ版を使っています。)

音が違う小節がいくつかありました。
繰り返し方が違う楽章も...

音源のほとんどはペータース版と同じで、ヘンレ版の音源は辛うじて1つだけ見つけました。

どうしようかな?

毎日ヘンレ版で弾き、次にペータース版で弾くを繰り返しています。
音が違う小節はその前の小節で指使いも変えます。

ヘンレ版の編集者は最新のデータに基づいていると書いていますが、多くの人の耳には違うように聞こえるだろうな❓

音楽教室 Daisy

大人のための ピアノ教室、鍵盤ハーモニカ教室

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